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ホウレンソウの筋肉増強効果

ホウレンソウに含まれる硝酸に筋肉増強効果があるとする報告があります。ストックホルム(Stockholm)のカロリンスカ研究所(Karolinska Institute)の研究チームが硝酸を加えた飲み水と加えない飲み水をマウスに与えて筋肉を比較しています。



1週間与えたマウスを解剖し、対照群のマウスと筋機能を比較したところ、硝酸入りの水を飲んでいたマウスの筋肉の方が増強されていたと報告されています。



ホウレンソウは緑黄色野菜の中では鉄分を多く含み鉄分の吸収を促す葉酸を豊富に含むことで効率のよい鉄分摂取ができ、ひいては貧血予防に効果があることで知られています。ビタミンAが豊富なことでも知られていて、ルテインというカロテノイドを多く含んでいます。



ホウレンソウなどの野菜を作るとき、過度の肥料を使うと、窒素は、主に硝酸態窒素(NO3)として野菜内に蓄積されます。これは、動物が体内に蓄積する脂肪に匹敵します。



この硝酸は、ヒトが過剰に摂取すると体に害があります。硝酸態窒素が体内で亜硝酸やニトロソアミン体に変換された場合、メトヘモグロビン血症、発癌、生殖機能の障害といった健康被害を引き起こすと考えられています。赤ちゃんでは血液が青くなる「ブルーベビー症候群」というのになり、ひどい場合死亡します。



欧州ではこの健康被害の可能性を危惧し、ホウレンソウやレタスに含まれる硝酸態窒素濃度を規制していますが、日本の農林水産省では健康被害の確たる証拠がないとして、特に規制を設けていません。



研究に参加したAndres Hernandez氏によると、マウスが摂取した硝酸の量は、人間に当てはめるとホウレンソウを1日当たり200〜250グラム食べた程度に相当するとされ、硝酸の健康被害を危惧するほどの量ではないようです。



マウスへの実験では、緩やかな動きを長時間続けるときに働く遅筋への効果はみられなかったが、瞬発的な動きに使われる速筋には明らかな筋肉増強効果が見られたとしています。



さらに、今回の研究で硝酸によってカルシウムの蓄積と放出に関与する2種類のタンパク質が増えることで、筋肉内に放出されるカルシウムの量が増え、カルシウムの放出量が多いほど筋肉は強く収縮し強い力を発揮するとされています。



すなわち、人間がホウレンソウを食べて硝酸を摂取すると、ウェイトリフティングや短距離走に必要な筋肉を強くすることで、ポパイ効果を期待できます。さらに、速筋は遅筋よりも疲労しやすいが、筋力が強くなれば収縮回数が減って結果的に持久力も増すと考えられています。



研究チームは、さらに、筋力のない人、筋肉に疾患のある人、高齢者の筋機能改善効果の有無を調べる方針で、マウスでさらに数回実験した後、人間を対象にした実験を行う計画のようです。

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